乙坂紫玉とは、埼玉に住む「書人」です。
ほとんどの方は聞いたことが無い言葉だと思います。
昔、作家・小説家を「文人」と言いました。
はっきりはわかりませんが、おそらく大正・昭和の初めは作家を「文人」と言って通じたのではと思います。
きっと書家・書道家にもそれに類する言葉があると思っていました。ある時、いつも使っている書道事典の前書きを見たら、そこに「書人」と言う言葉が載っていました。
その時から、自分の職業を「書家」から「書人」と名乗るようになりました。
以前、自分の職業を「書家」と名乗っていましたが、違和感があって納得がいっていませんでした。
ましてや、自ら「書道家」を名乗ることには更なる抵抗を感じていました。ただし、他者から呼ばれる分には全く気にならないのです。
「家」の付く職名は、それなりに道を為した人を指す言葉に思えています。まだまだ道半ばの未熟者である自分が名乗るには早いと思っています。
そう言う訳で、書人なんです。